レジ袋有料化や、近年のサスティナブル・エコへの関心の高まりから、エコバッグやマイボトルへを持ち始めた方も多いと思いますが、毎日家庭から知らないうちにマイクロプラスチックが流出していることをご存知でしょうか?
実は化学繊維の衣類を洗濯するたびに、プラスチック製ファイバーが抜け落ちて、洗濯機から川や海へと流出しており、その割合は海岸に15%、水面に1%、水中に14%、海底に70%とも言われています。
こうした極小のファイバーはあまりにも微細なため、目ではほとんど見えず、残念ながら下水処理場ではこれらのマイクロファイバーを効率的に濾過して除去することができません。
環境中に流出したマイクロファイバーには、蔓延するバクテリアや汚染物質が蓄積し、それを摂取した水生生物は胃腸に感染症や閉塞を引き起こしたり、繁殖障害や餓死する可能性もあり、そうした問題は最終的に食物連鎖の上へと上昇していきます。
そんな洗濯によるマイクロプラスチック流出を防ぐ方法の1つが、「GUPPYFRIENDウォッシング・バッグ」。
化学繊維の衣類をバッグの半分くらいまで入れ、ジッパーを閉じ、あとは普段どおりに洗濯をするだけで、洗濯中に抜け落ちたマイクロファイバーがバッグの内側に留まり、川や海への流出を防ぐことができる上に、衣類の寿命も伸ばすこともできます。
もちろん唯一の解決策というわけではなく、私達の消費行動も根本的に変える必要があり、新しい素材と汚染を抑える洗濯機の開発も求められますが、現時点では日常に手軽に取り入れやすく、実用的な解決策の1つといえるので、ぜひ皆さんもお試しになってみては?
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