昨今のコロナウイルス感染症の収束が見えない中、気温が下がり乾燥してくるこれからの季節、風邪やインフルエンザの流行にも気をつけたいところ。
今回は、そんな今こそ知っておきたい!風邪やインフルエンザの予防はもちろん、コロナ対策にも役立つ漢方・ハーブ・食品をご紹介します。
体内に入ってきたウイルスや細菌をやっつける!頼もしい存在
板藍根(ばんらんこん)
抗菌・抗ウイルス作用や抗炎症作用があり、インフルエンザウイルスの抑制作用も確認されている漢方。
妊婦さんや小さなお子様にも使用できて、毎日飲み続けても問題なく、「痛みはないけど喉のイガイガするかも!?」という時にも役立ちます。
「とうもろこしのひげ茶」のような香ばしい風味で飲みやすく、できれば吸収率の高い空腹時に、ぬるま湯に溶いたものでうがいをして、その後飲み込んで服用するのが最も効果的な飲み方。
「板藍茶」に比べると板藍根の量は3分の1程度と少なめになりますが、外出時には持ち運びしやすい「板藍のど飴」もオススメです♪
マヌカハニー
一般的なハチミツよりも優れた殺菌・消毒成分を持つ、マヌカハニー。
マヌカハニーに含まれる「メチルグリオキサール」には病原菌やウイルスの増殖抑制、ピロリ菌の抑制、腸内での悪玉菌の増加抑制・腸内環境改善、外傷・炎症の改善、虫歯・歯周病の予防などの健康効果があり、風邪などで喉の痛みがある時に摂取すると回復が早まるとも言われています。
また、ビタミンB1、B2、B12、ビタミンC、ナイアシンなどのビタミン類や、カルシウムやリンといったミネラル、アミノ酸なども豊富に含まれており、栄養価が高く、滋養強壮にも役立ちます。
ラベルに記載された「UMF」「MGO」「MGS」のマークは、ニュージーランド政府公認のマークで、このマークが表示されている商品は、専門の検査機関を通して品質管理が行われたものであることを示しており、この数値が高いほど、殺菌・消毒効果も高いことを意味します。
●UMF:マヌカハニーの殺菌・消毒効果を、消毒液のフェノール溶液と比較した数値で表しています。
●MGO:マヌカハニー1kgあたり、メチルグリオキサールがどのくらい含まれているかを表しています。
●MGS:マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールの量、純度、質を表しており、UMFよりもさらに信頼できる指標となります。
風邪やインフルエンザ、コロナウイルスの予防目的で、毎日継続して摂取するのであれば、そこまで数値の高いものにこだわる必要はないので、ご自身の目的に応じて適した数値のものを選ぶことをオススメします。
マヌカハニーに限らず、はちみつには食中毒の原因となる「ボツリヌス菌」が混入している可能性があり、この菌は加熱しても殺菌できないため、腸が未熟な1歳未満の乳幼児には与えないように注意が必要です。
免疫力を高めて、ウイルスや細菌が体内に入るのを防ぐ
エキナセア
免疫賦活活性作用(免疫力を高める)があり、ウイルスや細菌の侵入を防ぐだけでなく、体内から毒素を取り除くことで、風邪などの上気道感染症や炎症、外傷、免疫力低下、慢性カンジダ症などにも用いられる、アメリカ原産のメディカルハーブ。
妊婦さんにも使用できる安全性の高いハーブですが、キク科植物にアレルギーをお持ちの方や、免疫抑制剤を服用されている方は使用を避けましょう。
玉屏風散(ぎょくへいふうさん)、衛益顆粒(えいえきかりゅう)などの漢方薬
東洋医学では「衛気(えき):防御力」を補い、皮膚や粘膜などの体表にバリアを張り巡らせることで、細菌やウイルス、アレルゲン、化学物質などの邪気の侵入を防ぎ、病気になる前に予防します。
そんな「衛気」を強化する漢方薬として挙げられるのが、「玉屏風散(衛益顆粒)」。
皮膚や粘膜を強化する「黄耆(おうぎ)」、胃腸を強化してエネルギー補充を促進する「白朮(びゃくじゅつ)」、風邪(ふうじゃ)を体外に追い出す「防風(ぼうふう)」の3種類の生薬から構成され、風邪やインフルエンザ、コロナウイルス対策はもちろんですが、花粉症やアトピー、喘息などのアレルギー症状の体質改善にも役立ちます。
いかがでしたでしょうか?
ぜひ体調を崩してから病院に行ったり、薬を飲む前に、日頃から「予防」の意識を持つことの大切さに気づくきっかけとなれば幸いです。
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