麻黄

麻黄 まおう

マオウ科の草麻黄(シナマオウ)の緑色若枝を乾燥させたもの。主な成分であるエフェドリンは西洋医学でも使用され、使う分量にもよるが劇薬であり、主に喘息の薬として使われています。

(※漢方薬で使われる生薬の麻黄は劇薬ではありません。)

構成生薬

麻黄

五味/五性

辛・微苦/温

帰経

肺・膀胱

働き

発汗解表、宣肺平喘、利尿作用

こんな体質の方に

比較的体力のある方の無汗で悪寒を伴う外感風寒

こんな症状に

表寒証を呈するインフルエンザの初期、喘息、浮腫、風湿による関節痛

使い方

平喘、鎮咳に一般に杏仁を配合して用います。

注意事項

高血圧には昇圧作用があるので使用を控える。

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