菊花

菊花 きくか

目の様々なトラブルを解消し、肝臓の機能をサポートする生薬。

漢方では乾燥した菊花を用いることが多いですが、薬膳では食用菊も代用可能。

構成生薬

菊花

五味/五性

甘・苦/寒

帰経

肝、肺

特徴的な栄養成分

カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、ビタミンB1

働き

肝機能を整えることで、目のトラブルや肩こり、肌荒れなどに効果を発揮します。 体内に溜まった余分な熱をハイシュルしたり、水分代謝を調節するデトックス効果があるので、便秘や吹き出物、腫れ物がある人にもオススメです。 有効成分のビタミンB1も視神経に栄養を与え、働きを整えます。

こんな体質の方に

陽熱、気滞

こんな症状に

目の乾き・かすみ、目の充血・痛み、眼精疲労、眼精疲労に伴う頭痛、肩こり、肌荒れ、便秘、吹き出物、腫れ物、イライラ、めまい、不眠など

使い方

乾燥させたものをお茶として飲むのが一般的。 眠れない時には枕の中に混ぜたり、枕元に置いて使用すると良いとも言われています。 身近な薬膳的活用法としては、お刺身に添えられている食用菊を捨てずに醤油と一緒に食べることで、食中毒の予防になるとも言われています。

注意事項

高温多湿、直射日光を避けて保管して下さい。 キク科アレルギーのある方は使用をお控え下さい。 体を冷やす性質があるので、冷え性の人や、下痢をしている人は食べすぎないように注意しましょう。

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